北朝鮮の脅威は新世界秩序の一端を担うのか? 第2回

ひょっとして、アメリカは北朝鮮をあえて煽ってる?

 先日、米空母である『セオドア・ルーズベルト』『ニミッツ』『ロナルド・レーガン』の3隻が西太平洋に展開した、というニュースが報じられました。北朝鮮はこれを挑発行為とみなし、アメリカを恫喝するために「水爆実験の可能性」を示唆しました。
 北朝鮮は明らかに追い込まれています――。ネット上では、「あまりにも追い込まれて、正恩が自暴自棄になってしまったら、負け戦を覚悟で〝やっちまうんじゃないか?″」ってなことが囁かれたりしています。だったら、逆に挑発しない方がいい、と考えるのが普通でしょう。でも挑発してしまう。それも過度に――。それは単に、「売り言葉に買い言葉」なのか? 相手がナメたことを言ってるので、つい腹が立って、まるでヤンキーのように過度に言ってしまっているだけなのか? それとも……。
 一度、頭をフラットにして、ありえない、と思うことを考えてみましょう。「本当は、早く金正恩に戦争を始めてほしいんだ」と。だからこそ、「米海軍特殊精鋭部隊」(ネイビーシールズ)による「金正恩の斬首作戦」を、わざわざ大っぴらに公開させたのだと。公開したということは、「正恩が知ることになる」ということです。「おれの斬首計画? そりゃないでしょうよ、アメリカさん。だったら、本当に核弾頭ミサイル打っちゃいますよ」……ってなことになりかねません。もちろん、戦争の流れを考えるなら、よほどのバカじゃないかぎりは、「斬首計画」のようなものは想像できます。歴史を学んだ人間なら、「ああ、自分もそうなるかもな」って考えが生まれるはずです。でも、それでも、もし、わたしが決定権を持つ立場なら、絶対この情報はリークさせませんよ。秘密裏に、秘密裏に、やります。だって、公開されてしまったら、それに備えるのが人間じゃないですか。「殺されてたまるかっ!」って、情報漬けの毎日を送り、あらゆる事態を想定し、防御壁を築こうとします。うまくいく作戦も、相手が「備えあれば憂いなし」ってことで、失敗しちゃう可能性が高まります。「だから、わざとリークさせたんじゃないんですか?」なんてことも考えたくもなります。なーんの根拠もないですけどね……。当然、こんなの受け入れられませんよね? 北朝鮮の横暴を阻止するどころか、逆に戦争を煽ってるなんて――。普通はそうです。でも、まあ、世の中には陰謀は存在しますから、わたしたちの想像を絶することが裏にはあることでしょう。わたしは何年も、何年もかけて研究してきました。その研究成果を人に話したい! といろいろな人に話しました。そのおかげで、周囲から変人扱いされたこともありました。悔しかったですね……。
 当初は、池上彰さんや宮崎哲也さんのように、「陰謀論を語ったらおしまいよ!」に忠実であるべく、陰謀論には見向きもしませんでしたが、調べれば調べるほど(過労死してしまうぐらいに調べました)、そこ(陰謀)にしか行き着かないことを理解しました。これは自信を持って言えます。陰謀は確実に、確実に存在します。ただ、難しいのは、「真実を確定する」ことです。「確定した真実を確定する証拠は?」 と問われると、永遠に続く物語となります。だからこそ、確定を急がず、血眼になって分析する必要があります。わたしの敬愛する広瀬隆さん風に言いましょうか――。

 「えっ? ぼくが敵側の人間だって? そうじゃなければ、そんな確定した情報を得られないだろう、って? いやいや、それじゃ言わせてもらうよ。それは、きみの分析能力が足りないんだよ――いや、言葉が違うな。分析能力が足りないんじゃない。ハナから分析を諦めているんだ、面倒くさいからね――」

 一つ皆さんに理解してもらいたいのは、「人は心躍る情報に飛びつく。そして、その情報を真実だと〝信じたい″」ということです。もし、自分が飛びついた情報がまったくのデタラメでしたら、自分はバカか? と思っちゃいます。自分で思うならまだしも、他人に「お前はバカか」なんて言われたら、そりゃ、傷つくことでしょう、自尊心が。プライドと言い換えてもいいかもしれません。だから、情報を自分の都合の良いところだけ抜き取り、他一切を無視して人に話すようになってしまうのです。大事なのは「無知の知」です。自分を常に無知だと思い込み、自分の意見に反する情報にも目を向ける姿勢が大事です。一時の感情に踊らされることなのない、断固とした分析が必要なのです……っと、なかなか難しいんですけどね。自分もできてないし……っと、この話はここまでにしておきましょう。
 
 ネイビーシールズによる「金正恩の斬首計画」のことを言っていたのは、「コリア・レポート」でお馴染みの辺真一さん。
 先月、18日付の米国のサイト「ビジネスインサイダー」と英紙「テレグラフ」による記事を取り上げ、原子力潜水艦「ミシガン」にネイビーシールズの要員らが搭乗し、訓練に参加していた、という話を掲載しています。
 この情報がリークされたのは、「ミシガン」の上部に乗せられていた円筒型の設置物が、特殊部隊が使用する潜水艇を保護、運搬する措置であることがわかったからです。米海軍広報担当者は、潜水艇の存在は認めたものの、ネイビーシールズが乗船している、という話は否認しました。んー、なんかヤラセっぽい……。
 アメリカにとって、本土を狙った北朝鮮の「大陸間弾道ミサイル」(ICBM)は、痛みをだいぶ伴うもので、どうせなら、こちらの被害を最小限に抑えたい、と、まあ普通なら思うことでしょう。だから、それは少数精鋭部隊(ネイビーシールズ)による戦術にかぎるのだと――。でも、ネイビーシールズですよね? しかも「チーム6」

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 画像:http://www.politifake.org/navy-seal-team-six-double-tap-osama-bin-ladin-dead-politics-6958.html

 ……2011年、イスラマバード郊外のアボタバードにある邸宅でビン・ラディンを奇襲した部隊……。 襲撃の3カ月後に、ビンラディン暗殺に参加した「チーム6」のメンバーが、アフガニスタンで死亡したとAPが伝えた……。タリバンへの襲撃作戦が筒抜けで、彼らが乗っていたヘリコプター「CH-47」が撃墜され、搭乗していた38人の米兵が死亡し、22人のネイビーシールズ(その大半が「チーム6」らしい)が死亡したとあります。ベンジャミン・フルフォードさんもこのことを言っていましたね。それで、この記事が出た当時は、見事に陰謀論が花咲きました。「『チーム6』は口封じのために殺されたんだ」と。「なんのための口封じ? それはね、ビンラディンはこの作戦以前、遠い昔にすでに死んでいたってことだよ」なんてことを……。そのせいで、やるべきはずの深い分析が行われなかった……。ビンラディンはすでに死んでいた。ビンラディン掃討作戦は、ヤ・ラ・セ、だったんだよ、って――。見事なまでに、ビンラディンがそこにいた、という前提での分析は行われなかった(体制側の示したものだけ)。
 中にはこんなニュースもありましたよ。その前に、オバマは当時(2011/5/1)、どんなことを言っていたのか? を次に記します。

 「もし、ビンラディンがそこにいるなら、パキスタン国内であろうとも行動する」
 「今回の作戦はアメリカによる単独行動である」

 それでもって次のニュース。

ビンラディン殺害作戦で「暴露」記事 米政府は全面否定

 ワシントン(CNN) 国際テロ組織アルカイダの指導者オサマ・ビンラディン容疑者が殺害された当時の状況をめぐり、米国の著名ジャーナリストが「米政権の発表はうそだった」とする記事を出した。ホワイトハウスは内容を全面的に否定している。
 ビンラディン容疑者は2011年、潜伏先のパキスタン北部アボタバードで死亡した。米軍はパキスタン政府に知らせず、単独で急襲作戦を実行したと発表していた。
 これに対し、ジャーナリストのシーモア・ハーシュ氏はこのほど英誌「ロンドン・レビュー・オブ・ブックス」に掲載された記事の中で、実際はパキスタン情報当局との共同作戦だったと主張した。
 米軍は当時、手紙などの配達人を追跡してビンラディン容疑者が潜伏する邸宅を突き止め、海軍特殊部隊が銃撃戦の末に同容疑者を殺害したと発表した。
 しかしハーシュ氏が匿名の情報筋の話として伝えたところによると、ビンラディン容疑者はもともとこの邸宅でパキスタン情報当局に軟禁されていた。情報当局の元高官が米国に情報を提供し、2500万ドル(約30億円)の報酬を受け取ったという。
 ハーシュ氏の主な情報源は「ビンラディン容疑者の居場所が判明した事情に詳しい米情報当局の元高官」とされる。同氏はまた米特殊部隊員の話として、ビンラディン容疑者の遺体は袋に詰められ、一部は東部ジャララバードへ向かうヘリコプターから山岳地帯に投げ捨てられたと伝えた。米政権は、イスラム教の伝統に従い遺体を海で水葬したと発表していた。
 ハーシュ氏はさらに、作戦成功を発表したオバマ米大統領の演説についても「大急ぎでまとめた不正確な内容だったため、後日混乱を招いた」と批判している。
 この記事に対し、ホワイトハウスのプライス報道官は記者団への声明で「根拠のない誤った情報があまりにも多く含まれている」と反論。「作戦を知っていたのは米政府内でもごく少数の高官だけ。大統領はパキスタンを含め、外国政府には事前に連絡しないという決断を下していた」と強調した。
 作戦後のパキスタンとのやり取りを詳しく知る米当局者も、CNNに「パキスタン側の反応からみて、事前に知らされていなかったことは明らかだった」と話した。(後略)
https://www.cnn.co.jp/usa/35064397.html
 
 こういうのもちゃんと調べるべきですよね。こちらも(ホントなら)、れっきとした陰謀ですから。
 トランプが「フェイク・ニュース」を連呼したことで、偽情報が溢れている、てなことが表沙汰になっていますが、「フェイク・ニュースに騙されるな!」と言っている人のことも疑ってくださいね。
 
 後半で、北朝鮮の「電磁パルス」(EMP)について書きたかったのですが、長くなってしまったので、次回お伝えします。

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