憎しみの連鎖

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<<   作成日時 : 2018/01/08 00:10   >>

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2018年、世界終末時計はその時を刻む
 

 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
 今年一発目の記事、タイトルを恥ずかし気もなく自著のタイトルと同じにしました。内容から考えるとピッタリだったので――。

 ある日、『死海文書』というものが発見されました。死海は、アラビア半島北西部に位置する塩湖であり、西側にイスラエル、東側をヨルダンに接しています。1947年、このあたりで羊を放牧していたベドウィンたちが断崖にある洞穴の中に、古びた巻物が入った壷を見つけたのですが、それが後に『死海文書』と呼ばれるようになったのです。

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画像:http://takashi1016.com/dead-sea-scrolls-1446

 この発見により、一部の者たちが「世界はこの死海文書が示す通りに進んでいる」と信じました。――2018年、この世に終末と救世主の到来するのだ、と。
 「そんなオカルト的なものを本当に信じているなんて、お前の頭は大丈夫なのか?」と思うのが大半の人たち。そういう方々は、「宗教的なものを、あくまで宗教的にしか見ていない」と言えます……いや、綺麗に言いすぎたかもしれません、実際は「あまりにも無知すぎて何ら分析できない」がホントのところでしょう。一つの大事な視点として、「宗教的なものを、あえてジャーナリズムの視点から見てみる」ということです。そうすると、決して絵空事とは言えない事態が見えてきます。
 
 死海文書の中に頻繁に出てくる「70」という数字――。『ダニエル書』には「エルサレムの荒廃が終わるまでの年数が70年」という部分があります。……70年……イスラエルが建国した1948年から70年後……2018年……。この年を迎える少し前、トランプは「エルサレムをイスラエルの首都に!」と声高々に叫びました。

アメリカにおける本当のシオニストはキリスト教原理主義者たちである

 アメリカのキリスト教右派たちは、常にイスラエルを支持してきました。それには神学的な理由があります。「キリストが再臨する前、神は地球上に離散したユダヤ人たちを再びイスラエルの地に集める。そしてユダヤ人だけの国を築かせる。それが神との約束であり、キリストが再臨するための前提条件である」と信じられてきたからです。彼らユダヤ人(の中の極シオニスト)にとっては、東エルサレムがパレスチナ人の支配下に置かれることは、キリストの再臨を妨げようとすサタンの計画と映るのです。
 キリスト教右派が信じる「千年王国論」(他には「至福千年論」などとの呼び名も)があるおかげで、世界最終戦争を望む者たちがいるのです。これは「ヨハネの黙示録」で述べられていること。

――歴史と文明が頂点に達したときに、理想的な社会体制である「千年王国」が築かれる。それが千年続いた後で、神による最後の審判が行なわれる。そこで「ハルマゲドン」と呼ばれる善と悪との最終戦争が起こり、反キリストは滅ばされる――

 いわゆる終末論なのですが、この千年王国論は前後に別れるのです。前後というのは「前千年王国論」と「後千年王国論」ということ。めちゃくちゃ簡単に言えば、ハルマゲドンが最初に来るのか、後にくるのか、ってなこと。「いや、後って正直きついでしょ。千年も待ってられないよ」的な感じで、キリスト教右派は「前千年王国論」を信じ、利用しています。つまり、今、まさに、この時、この瞬間、最終戦争が起こるのだと。だからこそ彼らは、異教徒であるユダヤ教を応援するのです。ユダヤ教徒とイスラム教徒が壮絶なる戦いをくり広げ、互いが滅んだ後、自分たちキリスト教右派の世界が誕生するということ。――漁夫の利であり、ヘーゲルの弁証法的解釈。

世界を支配下に置くには、あらゆることを同時多発で進めなければならない

 新年早々から嫌な気分にさせられるのは、高級品の値上げはさておき(庶民の私には関係ない)、外食メニューの値上げです。人出不足による人件費の上昇や原材料価格の高騰が主な要因。さらには資産を正確に把握するために、金融機関の預金口座と顧客のマイナンバーの連動も始まるということ。税務当局が個人資産を把握しやすくし、脱税や生活保護の不正受給を防ぐ狙い、とは言われていますが、まっ、プロパガンダでしょう。本当の狙いは国家による個人の監視に違いありません。

 日銀がマイナス金利を導入したように、欧州でも同じようにプラスの利回りが消滅している状態(期間の短い国債の利回り)です。
「カネ余り」という言葉が以前から紙面上を飛び交っていますが、その膨大なカネ(マネー)が少しでも高い利回りを求めて右往左往(イールド・ハンティング)しています。もはや、そこには歴史的な見解からの判断などなく、ただ単に、目の前に少しでも儲けられる場があるなら、そこに投資(投機)するという、バブル時の人々の行動と似たものがあります(過去、何度も債務不履行に陥ったアルゼンチンの高利回りな国債への熱狂など……)。
 2016年末の世界の資産運用残高は70兆ドル(約7900兆円:世界のGDPとほぼ同規模)。世界経済フォーラムでは、2050年には日米中など8ヵ国で退職後に必要な貯蓄が400兆ドル(4.5京円)不足するとはじき出しました。ともなれば、前述したように利回り低下の影響で貯蓄不足がさらに高まってく可能性があります。これは経済を語る上でよくあるパラドックスです。つまり、消費を抑え、資産運用にお金を注げば注ぐほど利回りが下がる、という……。
 米連邦準備理事会(FRB)は利上げをゆっくりとしたスピードで行っています。通例として、米国が利上げするとドル高を通じて新興国から資金が逃げますが、今はドル安のため、新興国からの資本逃避が起こらず、世界同時株高に繋がった状態です。株や為替の動きに嫌気がさした投資家はどうしたか? その矛先が「ビットコイン」などの仮想通貨に向かったのかもしれない。ある意味、「そちらに向かわせるために巨大で強大な国債金融資本家が市場操作している」と考えることもできます。これを本気で言っている私は、きっと経済学者たちに頭がおかしいと思われること必至です。 

 金利が上がると債券価格は下落します。景気が上向くと債券から資金が逃げ出し、長期金利が上昇(債券価格は下落)するからです。世界の債券総額は170兆ドルと、1年前から17兆ドル(11%)増えました。これは世界のGDP増加の約6倍です。つまりは、実体経済の拡大を大きく超えているのです。
 世界のドルの量を示す「ワールド・ダラー」は、10月末の時点で約6.9兆ドル(約785兆円)、ここ10年で3.4倍になっています。これは、リーマン・ショック後のFRBが増やした大量のドルが、世界のあちこちに行き着いた結果です。そしてそれはFRBだけの仕業なのではなく、世界中の中央銀行がリーマン・ショック後にお金を流し続けたので、世界の通貨供給量はここ10年間で76%も増えました(2016年の通貨供給量は87.9兆ドル(約1京円)。これは、世界のGDPよりも16%多い。このダブついたマネーが金融商品や不動産市場に流れ込み、今日に至っている)。
 ある者が、「どんな投資家も損失を出すのが難しかったんじゃないか」と言ったように、世界30ヵ国以上の株価指数が最高値を更新し、時価総額は84兆ドル(9500兆円)と、1年で15兆ドル(21%)も拡大しました。つまり、世界同時好況と低金利が併存していたのです。ここに来て、欧米の緩和策が出口に向かう中、いったい市場はどうなるのでしょうか?
 
 国際金融協会によると、世界の政府・企業・家計の債務は226兆ドルと過去最大で、世界のGDPの3.2倍。これはひとたび金利が上がれば、債務負担の重さが顕在化する、ということ。FRBや欧州中央銀行(ECB)はすでに資産縮小を始めています。金利が跳ね上がりかねません。

世界の主導権争いが起こる

 ここで言われているのは、「アジア経済の中国化」です。2030年ごろには、中国のアジアに及ぼす経済波及効果が米国を圧倒し、域内経済は中国の独占場となると予想されています。「アメリカがくしゃみをすれば、アジアは肺炎を患う」と言われた時代は過去のものになろうとしているのです。

 2015年にロシア主導で発足した「ユーラシア経済同盟」は、中国の現代版シルクロード経済圏構想である「一帯一路」(中国と欧州を結ぶ陸海、二つのルートで巨大な経済圏の構築を目指す)との連携強化で一致しました。「一帯」とは、陸路のシルクロード経済ベルトを指し、「一路」とは、海路の21世紀の海上シルクロードを指します。沿線国は65ヵ国、中国メディアによると、総人口は44億人にも上り、経済規模は21兆宇ドル(世界の29%)にもなると言います。これは、中国指導の新世界秩序を狙ったものでしょう。
 今や中国の手はアラビア半島にまで伸び、同半島の東端にあるオマーンでは、港湾整備(ドゥクム港)で融資や開発を相次いで約束。中国側は1172ヘクタールの土地使用権を確保しました。ここはアラビア海に面し、アジアと欧州、アフリカを結ぶ海上交通の中継点になるので、ペルシャ湾に入る必要がありません。つまりは、原油価格を左右する「ホルムズ海峡封鎖」の影響がないのです。
 中国はパキスタンやミャンマーにも港湾建設を進めています。これは同時に、中国による「港湾施設の軍事利用」の可能性もあるのです。 

 この事態に米国は警戒を強めたために、日本やインドなどと共に「自由で開かれたインド太平洋戦略」を打ち出しました。一方、トランプはパキスタンのテロ対策が不十分だとして、軍事支援の打ち切りを決めました。それは、アフガニスタンの治安混迷の原因である反政府勢力タリバーンを、パキスタンが裏で支援している、と疑っているからです。パキスタンのアシフ外相は、「米国の支援は必要ない」と反発。アフガンでの失敗をパキスタンのせいにしていると言いました。そしてある軍関係筋が言ったことが大事なのです。

「米国の武器供与が止まっても、我々には中国や湾岸諸国がある

 そのパキスタンはインドと犬猿の仲。アメリカが友好国としているインド……。トランプのパキスタン非難後、中国とロシア、イランなどは一斉にパキスタン支持を表明しました。さらには、インドとの国境を接するネパールの下院選で、親インド派が大敗し、親中派の左派連合が圧勝しました。中国の一帯一路のもと、ネパールと鉄道事業で連携している今、中国の味方となっています。習近平はアジアの地政学的な重心を中国に移したい構え。確実に、世界はアメリカと中国によって二極化しようとしています。

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コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
記事upご苦労様ですm(_ _)m
ここ数年、留学生でベトナム人とネパール人がかなり増えましたね。ウチの隣のアパートなんかベトナム留学生だらけのがあり、粗大ゴミの仕組みがわからないようであらゆる粗大ゴミが置いたままになってます。

死海文書。11の洞窟から見つかり、更に12個目からも見つかっているとか。また出ましたこの数字、11(´Д` )
assassins
2018/01/09 10:54
こんにちは(*^_^*)
野菜が高騰してますよ! 生野菜もウサギちゃんたちにオヤツとして与えるので、キツいです。ニンジンも食べるので、どうにかこの冬場を乗り切れるとは思います。
と、私事ですみません(゚-゚)

銀行口座の維持費、取られるようになるそうです。
使わない口座があるなら解約した方が良いですね。

70、7、この数字見るとヨハネの黙示録の7つの封印やデンバー空港を思い出します。
自然に来るのを待とうとするのと、人工的におこしてやろうってのがいますが…
陰謀を語る者にも色々いて、ベーシックインカムに賛成する者も多数います。私はそれは奴隷制度みたいになりそうで反対しますが。
今年から2020あたりは色々と危機感があります。
オリンピックもやるという者と、元々やらないという者が。怖い事ばかり想像してしまいます…
LUNA
2018/01/11 13:32
自由の女神の像、あれは男性ですよね。
英語じゃ女神なんて単語ないしどう見てもゴツい体格。首なんかアリスターみたいに太いし、腕もロッキーみたいに太い(笑)格闘家で通る体格ですよ。
あと、やたら7がついてましたね。
手に持つ火はゾロアスター教の火だとか。
オリンピックの聖火もゾロアスター。

キリスト教はミトラ教のパクリ。
assassins
2018/01/12 10:11
大寒波です。サハラも雪。アメリカも、日本も。
オーストラリアだけ熱波(´Д` )
温暖化のせいで気候がおかしくなっている、といった人ばかりです。
assassins
2018/01/13 06:25
思い出しました、以前のガンジーさんの記事でバチカンの地下にミトラの祭壇があるといったのを。どなたかのインタビューか著書からの話だったと思います。
たくましい(笑)女神の頭の後光のような王冠?は、ミトラの後光が7本あり、その真似でもありますね?!
LUNA
2018/01/16 12:51

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