憎しみの連鎖

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zoom RSS 北朝鮮の脅威は新世界秩序の一端を担うのか? 第5回

<<   作成日時 : 2017/12/02 00:23   >>

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ウサマ・ビンラディンの息子登場

 今やどこのメディアも口をそろえては、「イスラム国の掃討作戦は大詰めを迎えている」と言っています。毎日のようにイスラム国の動向を一面で報じていたのはもう過去の話で、いまや、たまにイスラム国を小さく取り上げる程度です。それと共に人びとの関心も薄れていく……というか、もともとそんなに関心がない、「もうすぐ冬が来る。どこにスノボーに行こうかなー!」などと世間は趣味に忙しい。それ自体はなんら否定するものではないけども、なんか悲しい。悲しすぎる――。でも近い将来、否が応でも関心を持つことになる日が来るでしょう。
そのイスラム国が衰退する中(実際は点在する形で広範囲に拡大していますけども)、新たな脅威が台頭してきていると言われています……アルカイダ……。「アメリカ同時多発テロ」――ビンラディンが殺害(?)されたことで、(もちろん残党はうんといる)いちおう落ち着いた、と思われがちですが、中東で再興の兆しがあるのです。そしてそんな中、ある重要人物が取り沙汰されたのです……ハムザ・ビンラディン……あのウサマ・ビンラディンの息子……。

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画像(※子どものとき):http://albore.hatenablog.com/entry/2015/08/15/092626

 2016年、アメリカへの復讐を呼びかける音声メッセージを出したことで、米国務省から国際テロリストに指定されました。各国は、「アルカイダは彼を広告塔にしている」と見ています。アメリカ同時多発テロから16年後の9月11日、まさにテロがあったその日、アルカイダは彼を「ジハードの皇太子」と紹介しました。そんな彼らは弱体化するIS戦闘員に向けて仲間になるよう呼び掛けています。この動きにエジプトなどの治安当局は警戒を強めていますが、そんな折、先日のエジプトでのテロが起こりました。――北東部シナイ半島で350人が死亡。実行したのはイスラム国(ISシナイ州)か、またはアルカイダ(アンサール・イスラム)か……犯行声明は未だに出ていません。
 この動き(スンニ派の動き「イスラム国、アルカイダは共にスンニ派」)に、イランとその傘下のシーア派組織はどう感じているのでしょうか?
 イスラム国の掃討に力を貸してきたイラン。先日、ロウハニ大統領はイスラム国の終焉を宣言しました。実際は終焉などしていないのですが、同士シーア派を意識しての発言だったのでしょう。この状況に対してイスラエルは、「つぎなる脅威はイランである」としたのです。同じようにイランを脅威と見ているのはサウジアラビア。つまりは、「宗教」の違いのイスラエルと、「宗派」の違いのサウジアラビアが、以前、わたしが言ったように、「敵の敵は味方」として接近したということです【こういうことを書くと、「インテリジェンス能力が足りない。きみは大きな陰謀に騙されているにすぎない」などと、短絡的な陰謀論を振りかざす人がいますが、わたしが思うに、そういう人ほど、(低能)陰謀論者の情報を受動的にしか見ず、つまりは、請負い情報のみに依存し、自ら緻密な分析ができないのです。一言でいうなら、「ザ・コピペ人間」です。ひたすらコピペすることだけに執念を燃やす。皆さん、まったく今日の記事とは関係のないことですが、一つ心理学の観点から……。人は誰でも(ではないけども)コピペします。もちろんわたしも。でも、記事を書いた人が、その人自身と意見を異にするものをコピペをしているのを見たときがありますか? あるはずがない(ひょっとしたらあるかも)。だって、わざわざそんな自分に不利なものをコピペしたりしないじゃないですか。ということは、ですよ。「人は自分にとって都合のいいものだけをコピペする」に尽きるのです。だからこそ、真実というものは難しいのです。改めて自分への教訓――。話を戻します。】
 ただし、陰謀がある、ということは、なんら否定しませんけども。
で、ここでわたしが考えるのは、サウジアラビアが台頭してきたアルカイダを(陰で)利用する可能性です。
サウジアラビアは、アメリカ同時多発テロが起きるずーっと前、すでにウサマ・ビンラディンの国籍を剥奪していました。こうしてビンラディン家との関係はなくなった、と世界は信じていました。それが、トランプ風に言うなら、「フェイク・ニュース」だったということは、ジャン=シャルル・ブリザールとギヨーム・ダスキエの共著『ぬりつぶされた真実』で暴かれています。つまりは、アルカイダ、そしてアルカイダのビンラディンを陰で支援していた、ということです。ともなれば、イランとの対立が激化している現在、過去をくり返すとして、再びアルカイダを支援? なんてこともありえるかもしれないのです。そしてイスラエルもそれに協力するかもしれない、と思っています。イスラエルから大反発が来るでしょうけども、歴史にはつぎのようなことがあったのです。
第二次世界大戦下、一部のシオニスト(イスラエルの地(パレスチナ)に故郷を再建しようとする運動「シオニズム」をする人。なので、パレスチナ人と終わらない戦争をくり広げているのです)が、イスラエル建国を実現させるために、同胞たるユダヤ人をナチスに差し出した、という事実――。

サウジアラビアとイラン、レバノンでなぜ対立しているのか?
 
 レバノンにはイスラム教のスンニ派、シーア派以外にも、キリスト教徒もいます。なので、政府は政情を安定させるために、宗派の人口に比例して役職を配分させてきました。その配分された役職の人間に対して、外国人たるそれぞれ宗派のお仲間たちが支援を始めたのです。行き着く先は想像できますよね……紛争の始まりです。
 そして先日の11月4日、レバノンのハリリ首相が訪問先のサウジアラビアで辞任を表明した、というニュースが世界を駆け巡りました。このニュースは重要です。ハリリ首相はシーア派のテロ組織「ヒズボラ」と濃密な関係の、アウン大統領から指名を受けたことで首相となりました。ということは、ハリリ首相はシーア派? とはならないのです。彼はスンニ派。なので、同じスンニ派であるサウジアラビアが彼を説得した(強行的かも)と噂されているのです。
 ハリリ首相はレバノン出身ですが、サウジアラビアに移ると教師になり、その後、土木建設会社で働きました。いつしか自ら建築会社を設立すると、その会社はサウジアラビアの中での成長株となり、ハリリ首相は富豪となったのです。そして、サウジアラビア政府と関係を強めていったのです。サウジアラビア政府と関係を強めた、ということは、イコール、サウード家と関係を強めた、ということです。なぜか? サウジアラビアは「サウード家のアラビア」からきた名称です。サウジアラビア政府は、イコール、サウード家の政府なのです(ちなみに、そのサウード家の御用商人として活躍したのがウサマ・ビンラディンの父親です。彼は一代でビンラディン財閥を築きました)。ありとあらゆる役職に王族(身内)が入り込んでいるのがサウジアラビア――。
 サウジアラビアは、「ヒズボラの影響拡大の責任を取れ!」とハリリ首相に迫ったのでしょうか?
そしてその問題はイスラエルにも関係します。なぜなら、ヒズボラはもともと、イスラエルへの抵抗運動組織として創設されたものだからです。ヒズボラはイランのシーア派最高指導者であったホメイニ師を信奉し、武器や資金、軍事訓練の援助を受けた、と言われています。
 そんなイスラム国、アルカイダと同じスンニ派のサウジアラビア――。なぜ、アメリカは自身が被害を受けた(アメリカ同時多発テロ;わたしは自作自演と断言しますが)ものたちとの共通仲間と関係が深いのか? そこには石油が関係していたのです。そしてそれは、ビンラディン財閥との蜜月にも繋がる……。つづく。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
アメリカとイスラエルが、ユネスコ脱退というニュースが前にありましたね。
assassins
2017/12/06 13:43
昔は国同士だけの戦争でしたが、911後はテロリストとの終わりなき戦争に。
米軍は中東の敵地に誤ったフリして物質を投下しましたね(>_<)アフガンは麻薬の畑だらけとか。

万が一、北と戦争になったら。カリアゲ君(黒電話)は穴ぐらに隠れてそう。でも中国ロシアがいるので迂闊に戦争できないような。
日本人のカリアゲ信者総理君は、司令官になって戦争ゴッコやりたいんじゃ(>_<)
LUNA
2017/12/28 22:19

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